いつまでも眠れる日まで

お月さまはツボの蓋でした。

人は、地球だ、星だ、太陽系だ!

なんて言っているけれど。

 

結局小さな壺の中で、

私たちはあーだこーだ

言いながら生きていました。

 

新月の夜は蓋が閉まっていて、

満月の夜は蓋が開いている。

 

向こう側の光が見える夜は、

貴方に会える気がするのです。

 

月から雨や雪が

落とされるように、

 

貴方がサラサラと

降ってくるような

心地がします。

 

会いたいと思うけれど、

私の体はどうにも重たくて、

 

雲の上まで

飛べそうでは

ありませんでした。

 

心がベットにくっついて離れないのです。

 

いつまでも眠れる日まで、

あと何日かかるでしょうか。

 

死後の世界を夢見て生きるのは、

とても虚しい気がしてしまってね。

 

夜のための音楽を聞き、

憂なき蝶のように

生きてゆくのだと思います。

 

 

 

180×140
キャンバスに油彩
2019/棚村彩加

I’m living to see you

180×140
oil on canvas
2019/Ayaka Tanamura

 

 

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